2007年01月15日

『企業内人材育成入門』

あなたの会社に人を育てる科学はありますか?

本書『企業内人材育成入門』では学習のメカニズム・動機づけの理論・学習環境のデザイン・研修の効果・機能するOJT・・・の基本を分かりやすく解説。
人事・教育・研修担当者、経営幹部必携の書です。

「仕事は現場で覚えるもの…」「そんな教え方じゃ…」「この研修って役に立つの…」。
教育や学習に関しては、誰もが一家言持っている。
それは、各人の経験に基づいた、いわば「私の教育論」である。

しかし、企業全体の教育システムを考えるとき、「私の教育論」はともすれば弊害をもたらしかねない。
私にとってうまくいった方法が、必ずしも他のケースでうまくいくとは限らないからである。

「人材育成」に関するさまざまな知恵を俯瞰的に学ぶことの意味がここにある。

本書『企業内人材育成入門』では、人材育成に関する心理学・教育学・経営学等の基礎理論を簡潔に紹介することを目的にしている。
人が学び、人が育つ理論に関して、より深い理解が得られるはずである。


企業内人材育成入門




企業内人材育成入門





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2007年01月06日

こんな管理者は失格

1.戦略と戦術の区別ができていない

2.戦略を明示しない

3.戦略を部下の間に浸透できない

4.部下の話をよく聞かない

5.部下の仕事がしにくいようにする

6.戦術的なことにいちいち口を出す

7.言うことがわかりにくい

8.言うことがクルクル変わる

9.部下に仕事を任せることができない

10.部下の戦術上のポイントをよく理解していない

11.部下を成功に導く自信をもっていない

12.人、物、金を集める力がない

13.下に強く、上に弱い

14.部下の言うことをウノミにする

15.部下と同じレベルでしかものを考えられない





*解説

部下を持つ者にとって、日常の行動において気をつけておかなければならないポイントがいくつかある。

上記に述べた項目は、そのような基本的なものであるので、これらの点が満足されていなければ、管理者として失格と言わざるを得ない。



*ポイント

1.戦略を示し、戦術を任せるといってもその区別ができていなければ話にならない。

5.細かいことに注文をつける、余計な仕事をつくったり、やりにくいような条件をつくる・・・などの点に注意。

9.自分ばかり忙しくしていて、部下を十分使いきっていない。

12.「人を集める力」「金を集める力」

14.部下が「できない」と言ったら、「はいそうですか」と引き下がる。一見、不可能と見えることでも、戦略達成上のポイントになるところでは、条件を整え、可能にさせるのが管理者の仕事。
一方、部下が「できます」と言ってきても、それを安易に真に受けてもいけない。
とんでもない落とし穴が隠れているとも限らない。

15.部下と同じフロッピーディスクを使っていたのでは(同じ立場、同じ枠でものごとをみていたのでは)、似たような結果しかでてこないのは当然。



仕事の達人になる方法

仕事のコツ(上級編)

posted by ホーライ at 01:56| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス書(中級者用) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月01日

『プロフェッショナルの条件』―いかに成果をあげ、成長するか

『プロフェッショナルの条件』―いかに成果をあげ、成長するか(はじめて読むドラッカー【自己実現編】)

現代マネジメント思想の巨人、ドラッカーを初めて読む人のために、これまでの著作10点、論文1点からエッセンスを抜き出し、ドラッカー自身が加筆・削除・修正した必携本である。


本書の第1章は個人がおかれた状況を確認する「いま世界に何が起こっているか」。
第3章「自らをマネジメントする」から、個人のあり方が本格的に論じられていく。

社会において業績をあげ、何かに貢献し、成長するにはどう考え、行動すべきか。
単なる業績アップやキャリアアップを目指すものではなく、これからの時代を生きる知識労働者が理解すべき本質的な問題を取り上げている。

『プロフェッショナルの条件』の随所に具体的で明快なアドバイスを盛り込みながら、個人が「何をもって記憶されたいか」という究極の問いかけへと向かっていく。


僕も最初は取っ付きにくいかな、と思ったが、読み始めるとそうでもない。
「仕事」というものをこれほど多角的に、歴史的に捉えて解説してくれる本は、そうそうない。
そして、最終的には「仕事」を通して、いかにして「自己実現」するか、という生き方そのものについて考えさせられる。


40歳以上なら、うなずくことも多いだろうし、「仕事」についてはもう相当なベテランなので、本書『プロフェッショナルの条件』を読み、理解することはそれほど難しくは無い。
しかし、40歳では実はもう遅い。(もっとも、40歳以上のひとも読まないよりは読んだほうがもちろん良い。)
30歳になったら、是非、読んで欲しい本だ。(できるなら20歳代でも、本書に一度はチャレンジして欲しい。)


今日、明日の仕事に追われていると、働くためにただ働く、ということになりかねない。(それはそれでいいけれど。)
でも、できたら、自分を成長させたいものだ。

そんな時に本書『プロフェッショナルの条件』が役に立つ。(なにしろ、本書のキャッチコピーが「はじめて読むドラッカー【自己実現編】」なのだから。)


いわゆる「スキル術」や「マニュアル本」とは違い、すぐに役立ちそうとは思えないかもしれないが、自分の気持ちの根本的なことを変えずにいろんなスキルを身につけても、本当の意味での「成長」や「満足」は得られない。

仕事術を身につけるまえに、仕事に向き合う自己のスタイルを構築してこそ、働く意味と成長が得られるのだ。
だから本書『プロフェッショナルの条件』はビジネス書というだけでなく、優れた「生き方」入門書にもなっている。

あなたも、【自己実現】に向かって歩き出してみませんか?


プロフェッショナルの条件




プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか






posted by ホーライ at 10:46| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス書(中級者用) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする