・市場規模の検討
・成長性の検討
2 内的環境の分析
・人:トップ、強力なリーダー、スタッフがその分野で存在するか?
・資金力:戦略に見合った資金力があるか?
・技術力:戦略に見合った技術力があるか?
・販売力:戦略に見合った販売力があるか?
3 事業の経済性、および企業に対する経済的・技術力・精神的効果
4 事業としてのリスクの大小
5 価値観、好み:多くの人がやってみたい気持ちになるか?
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<解 説>
これから進出する市場のマーケットの調査(いわば外的環境の把握)、事業主体の内的環境の評価をし、経済性、リスク、価値観を含めて総合評価する。
<ポイント>
1)・企業全体への利益貢献度からの評価。雇用吸収能力。
・歴史的展望に裏打ちされた本質的変化を読む。
目立つものに惑わされない。
2)技術、販売の両面で未経験ではリスクが大きすぎる。区別化・競争力は十分か、基礎的要素(波及効果)と成り得るか・・・・・・などが、評価の大きな要素となる(シナジー効果)
3)黒字になるまでの年限、資金回収年・・・・・・etc.
5)結局、戦略がどうかということを判定するには「やりたい」「やれそう」という2つの点が、どうかというところをチェックすればよい。
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『お奨めの本』
▼普通のキミでも起業できる! 大前研一のアタッカーズビジネススクール (編集), フォーサイト (編集)
起業するために何をしなければいけないのか?
本書「普通のキミでも起業できる! 」には創業から間もないベンチャー企業に絞って、31人の起業家に学ぶ、起業成功の条件。
起業家養成講座「コアプログラム」のエッセンスが詰め込まれている。
後半の「起業家としての心の持ち様」は参考になり、これは、起業家だけでなく、普通の会社勤めのビジネスパーソンにも役にたつであろう(勇気が湧いてくる。勇気って、必要だよね)。
仕事に行き詰まった時などは何度もこの本を読み返したくなる。
実は本書「普通のキミでも起業できる! 」の中身は「大前研一式」、あるいは「マッキンゼー式」ともいうべきものになっている。
と言うのも、戦略的コンサルティングファーム・マッキンゼーの出身者(大前研一氏含む)の書籍から、企業に必要な知識・スキルを抜粋した内容になっている。
・バーバラミント氏の『The Pyramid Principle』というライティングスキル
・ピーターズ、ウォーターマンの『エクセレントカンパニー』からは“7S”という戦略分析フレームワーク
・マッキンゼー出身者ではないがジェイムズ・アダムズ氏の『メンタル・ブロックバスター』という単眼思考突破法
どれも有名なので各個人の書物でその内容は知っていたとしても、起業という視点から使うこともできる、と新たな発見のある本だった。
本書の主旨が、「起業家に必要なスキルは少ししかない。やるかやらないか、実行力こそが企業化に必要な要件である」みたいな感じなので、細かい経営スキルについての記述はない。
本当に起業を目指している方も、ちょっと今の自分の仕事に飽きてきた人も、いつか夢をかなえたいと思っている人も、本書「普通のキミでも起業できる! 」から元気をもらっちゃいましょう。
胸がワクワクする、気分が高揚する、ということは日々の生活の疲れと仕事の閉塞感を破ってくれる、大切なファクターだ。
●普通のキミでも起業できる!
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■仕事の達人になる方法・仕事の達人への道